会社案内 製品情報 お役立ち情報 資材調達 お問合せ ホーム


ハイブリッドオンラインデジタル制御
熱間圧延潤滑装置



 1.概要
 2.濃度別透過線数表
 3.オンラインデジタルを組入れた
            油圧延回路システム
 


1.概 要

従来、油圧延システムの健全性を定量的に評価するシステムは、存在しなかったと考えています。
弊社はこの度、光の先端技術を駆使して、ミキサー出側直近及びスプレーされた流体の濃度と混合度を同時に、しかも瞬時に測定するユニットを開発しました。
FIG8をご参照下さい。 
現在、よく知られている有力な現場的手法に、ESI(乳化安定性指数)があります。
また実機では、圧下力の低減率で、油やシステムの評価がなされております。
しかし、最近のラボや実機での調査では、ESIと油の付着効率の整合性は無いとの情報があり、濃度と付着効率も、油と水の混合度を無視しては成立ちません。
また、油を圧下力の低減率の多寡で評価すると言う方法も廃れつつあります。

油圧延の目的は、WR・BURの寿命の延長・板の品質向上、電力原単位の削減を実現させる事にあります。油と水をどのように混合させるか、この役割を担うミキサーの重要性は、益々増加しております

水と油の混合度は、濃度とは異なり、瞬時に測定する事が不可欠であります。
人間の健康管理と同じく、油圧延の健全性を随時評価し、トラブルの原因をいち早く解決する事及び、より効果的なシステムの活用に、トヨサンオンラインデジタルシステムを、お役立て下さい。

FIG8FIG9


2.濃度別透過線数表
Table1に示す表は、各ノズルからスプレーされる水と油を混合したエマルジョンを光センサーで測定し、最も付着効率のよい数値を濃度別に表わした表です。
油圧延に使用される油は、一般的には水に混ざりにくく、且つ分離し易い種類、即ち乳化剤をあまり添加しない油が選ばれております。その理由は、スプレーがロール表面に当った瞬間、水と油は分離し、油のみロールに付着し、水は気化して蒸発するというのが、理想的な姿だとされております。
※ESI値が重要視されるのも、その理由に基づくものと思われます

 以上のような作用をより効果的に行わせる為、油メーカーとシステムメーカーは、様々な工夫を行っておりますが、水と油は強く混ぜ過ぎると付着効率は悪くなり、弱過ぎると各ノズルから濃度のバラツいたエマルジョンがスプレーされ、板噛み込み不良その他のトラブルが発生します。
この最適混合度が大変重要であり、これを定量的に表わしたのが、下記のTABLE1であります。ESIに代って、この数値を検出出来るトヨサン光デバイスを既設、もしくは新規の油圧延スステムに組込む事が、可能です。

※ESI・・・Emulsion Stability Index
table1


3.オンラインデジタルを組入れた
   油圧延回路システム


オンラインデジタル回路は、正常な油圧延システムを阻害する様々な要因、即ち、油をノズル側・タンク側に切換える3方向の作動不良やチェック弁の洩れ・ノズル詰り・タンク内への水の混入・濃度管理・各ノズルの濃度のアンバランス・巾切りによるトラブル・混合度の不良・オフロール時のスプレー水の中の油等を、チェックする手掛かりを与えてくれます。
具体的には、一例として、既設の油圧延回路のミキサー出側に、FIG10 に示す回路を設け、随時サンプルを採取、濃度と混合度を自動的に測定し、オペレーターに信号を送り、予めラボ等で測定した基準値と比較する事が出来ます。

FIG10