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[基礎講座(第一回)]


今回、豊産マシナリーの製品やシステムに初めて接していただくお客様の為、様々な技術情報を、欧米の情報も含めて数回に分けて判りやすくお話してみたいと考えております。
はじめに
弊社は、流体を利用して様々なシステムを開発しお客様の要望に応えてきました。
水、油、空気、蒸気、グリ−ス、ケロシン、水と油を混合したエマルジョン等の流体をそれぞれの特徴を活かして使用します、又時にはこれらを混ぜ合わせてスプレ−したり作動油としても利用します。
量的に最も多く使用するのは水、一口に水といっても様々な形態があります。
水道水、ミネラルウオヲ−タ−、工業用水、純水、軟水、硬水などがあり、使用区分に注意する事は勿論ですが、問題は水の中に含まれるバクテリヤなどの微生物や鉄分、塩素、イオンなどが更に重要な役割を果たす為十分注意する必要があるという事です。
これらのことを無関心でいたり、軽視したりすると様々なトラブルに見舞われる恐れがありますので追々この講座で取り上げて参ります。
次に油です、主に取り扱うのは潤滑油と油圧作動油ですが、弊社の場合取扱いは潤滑油の方が圧倒的に多く油圧延システムなどの製品です、油圧延システムは水と油の混合によって濃度や乳化、ロ−ルに対する付着度が大きく影響されます(油圧延システムについては後で詳述します)
空気は、弁開閉などのエネルギ−伝達に使用します、又グリ−ス圧延ではグリ−スを空圧で混合してスプレ−するという使用方法で威力を発揮します。尚、弊社ではグリ−ス圧延システムの中で使用されるロ−ルに向かってグリ−スをアトマイズしてフラットスプレ−させるために使用しています。
ケロシンは、アルミ圧延機で使用され、蒸気は、パイプラインの洗浄、流体の加温に利用されます。
エマルジョンは、水と油の混合液で弊社での用途は主として下記の3項に分類しています。
1,  水溶性作動液としてエネルギ−の伝達媒体として利用
2,  主としてコ−ルドミルの冷却水、アルミホットミルの冷却水として利用
(通常ク-ラントと呼んでいます)
3,  油圧延システムの潤滑油剤として使用されワ−クロ−ルのロ−ルバイト部やバック アップロ−ルにスプレ−し板の品質、ロ−ル寿命の長期化、圧下力低減等に利用
以上
尚第二回以降は次のような項目に分けて順次進める予定です。





1, 高含水作動油用各種制御弁
2, ロ−ルク−ラントシステム
3, 油圧延システム
4, グリ−ス圧延システム
5, 水切シ−ルシステム
6, 各種トラブルとその解決方法の実例
7, 将来の夢

豊産マシナリー株式会社
豊 永 正 一